
日本人は欧米人と比べるとお酒に弱い人が多いといわれていますが、一方「ザル」とか「ワク」とか言われるほどお酒に強い人もいらっしゃいます。何が影響しているのか不思議ですよね。
この違いは、アルコールを分解する酵素の働きが強いか弱いかによって決まってきます。アルコールを分解する酵素は主に、アルコールからアセトアルデヒドへ分解する「アルコール脱水素酵素(ADH)」「ミクロゾームエタノール酸化酵素(MEOS)」と、アセトアルデヒドを酢酸へと分解する「アルデヒド脱水素酵素(ALDH)」があります。
さらにALDHにはアセトアルデヒドが低濃度のときに働く「ALDH2」と、高濃度にならないと働かない「ALDH1」があり、「ALDH2」の活性が強くなるほどお酒の分解が早期に進みお酒に強い人となるのです。
日本人のうち約半数はこのALDH2の活性が弱いかかけているといわれています。一方欧米人ではほぼALDH2の活性が強い人で占められているので、お酒に強い人が多いことになります。
またもう一つのアルコールを分解する「MEOS」はお酒を飲む練習をすることで鍛えられるのですが、飲まなければ数週間でもとにもどってしまいます。このMEOSがいわゆるお酒になれることで強くなる元となります。